一日一冊『狐罠』北森鴻

狐罠

狐罠

今日の一冊は『狐罠』北森鴻。冬狐堂シリーズの一作目らしい。正直なところ、読んでから数日経ってしまって、なんとなくしか内容を思い出せない。

主人公は骨董商の女、陶子。彼女が目利き殺しによって贋作を買わされるところから、物語は始まる。美術品だとか骨董品と言われても、なんでも鑑定団を数年前に見たっきりのおれにはピンとこない。話の流れは、逆に目利き殺しをしかけようとする陶子と、それと平行しておきる殺人事件を中心に描かれる。

火曜サスペンスでやりそうな内容だなあと思った。オバサン刑事の湯けむり殺人事件みたいな、そういう感じ。