最低の組織を見た
教師は教えることが仕事である。すくなくとも私はそう考えている。
ところが教師間では教え方について話しあう(教えあう)ことがないらしい。互いの授業に関しては一切の口出しをしないらしい。気を悪くするからだそうだ。そもそも互いの授業を確認したこともないらしい。
こんなことがウェブで書かれていたら「釣りかな」と思うが、どうやら真剣に言っているようだった。「自分が何を言っているのか分かっているのか」と問いたくなった。
チャックが開いている人に「開いているよ」と言ってあげるのは誰がすべきか?
他人か?いや、他人なら何も言わないだろう。友人だろう。人間関係のために悪いところを指摘しないというのは、その程度の人間関係でしかないということだ。ましてやこの場面で重視すべきは個々の人間関係ではない。それよりも先に仕事上の関係が来るべきだ。
私は「はあ、そうですか」とだけ返した。彼らに注意などしない。注意する義理などない。それほどの人間関係はない。我々の関係とは、しいて言うなら詐欺師とその被害者とのそれである。
私は彼らを反面教師とすることにした。