目覚まし時計を高いところに置いた

ここ数日ずっと寝坊している。寝るのが遅いのか疲れているのか。無意識のうちに目覚まし時計を止めてしまっていた。

寝坊は嫌いだ。もともと早めに行動するようにしているので遅刻はしていない。それでも朝を忙しく過ごすのは嫌いだ。忙しい朝を誘発する寝坊は嫌いだ。

昔から妹たちの行動を見るのが嫌だった。自分の起床が遅いのを棚に上げて、あれがないだのこれがないだのと母のせいにして騒ぐのだ。騒ぎ立てる妹たちに腹を立てる母。腹を立てる母に逆ギレする妹たち。忙しい朝は嫌いだ。

物の管理は自分ですべきだし、物がなくなれば自分の責任だ。それを他人のせいにするなどありえない。そんな正論は忙しい朝を過ごす彼女らには通じない。火に油を注ぐことになるだけだ。私は彼女らを尻目に一人食パンをいただく。

私は思うのだ。「早く起きろ」と。一つの解として早く起きることが有効だと。早く起きれば物を探すのにも余裕が生まれる。朝食もとらずに探しものなどすればそりゃあ頭に血が上る。腹も立つ。早く起きればきっとそれらは緩和されるだろう。

話は戻る。私は寝坊が嫌いだ。しかし、ここ数日どうも起きれなかった。それを友人に相談したところ「目覚まし時計を高いところに置けばどうだ?」と言われた。そんなに効果があるものかと思いながらも今朝は目覚まし時計を高いところに置いてみた。

すると案外あっさりと寝坊せずに起きることが出来た。立ち上がらないと止められないようなところ、高いところに置くことで起きることができた。友人に感謝した。