9月1日

どうしようもない疲労感。はれぼったいまぶた。朝食は五時には食べていた。家族のために母が買ってきた菓子パンをすべて食べた。一人で食べた。甘かった。

学校はある程度の強制力を持って、私の方向を正しくする。だから、多少の不手際があったところで、ボールペンで人を殺してはいけない。通学路を忘れてしまう可能性を考慮したうえで、あえてギリギリの時間に家を出ないといけない。

友人には、「登校時だけで、心の中で何十回も『〜は爆発しろ』と叫んだよ」などといかにも面白いことのように軽く話さなければならない。「夏休み、どうだった」などと、昨日の夜スカイプで会話したこともなかったことにして、もう一度話さなければならない。面白いことがなくても笑わなければならない。変な笑い方の練習は事前にしてはいけない。

忘れものをしなければならない。余計なものを持っていかなければならない。弁当と書類を忘れて、トラックボールを持っていくといい。ゲームはアンインストールしない。壁紙は萌えキャラにしておく、エロゲでも良い。これは直前になって、やはりまずいと気がかわることも考えて、安全な壁紙を別に用意しておく。

8月よりも暑かった。家に帰ってから、疲れがどっときて、寝てしまった。気がつくと、23時だった。