一日一冊『哲学の謎』野矢 茂樹

哲学の謎 (講談社現代新書)

哲学の謎 (講談社現代新書)

今日の一冊は『哲学の謎』野矢 茂樹。分かりやすい哲学の本を読みたいなと思って検索して、見つけた一冊。

謎を提示する、という見方であればそこそこに良いと思う。答えとしてはあまり面白くない。個人的に納得できないものがあるから。

哲学関連の本と言うと『ソフィーの謎』くらいしか読んだ記憶がない。どちらかというとソフィーのほうが良かったような気がする。ソフィーの世界は「誰がどんな謎にぶつかって、どんな答えを出したか」を見せることで、謎に触れさせていた。

この本でのもっていきかたは、会話の中で、粘土をいじるように話の軸を変えていって、それってどうなるんだろう、という形で謎に触れさせている。

そんなに悪くない。軽く読める。税別700円。