一日一冊『きまぐれロボット 改版』星 新一

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

今日の一冊は『きまぐれロボット 改版』星 新一。なんとなく本が恋しくて購入。

中身を確認せずに買ったことを、ひどく後悔した。文字が大きすぎる・行間が広すぎる・挿絵が多すぎる・以前読んだ『ボッコちゃん』と同じ作品が含まれている等々。ただでさえ短かいのだから、そんなに細切れにしなくてもいいのではないのかと思った。片山若子さんの絵が嫌いなわけではないが、それを求めて買ったわけではない。

内容自体は、ロボットが出てくるもの(発明)を中心にまとめてあったように思う。といっても、博士の発明なんてのは、星新一作品では恐ろしく基本的なものだと思うので、それを中心にまとめたのか、適当にまとめたらそれが多くなったのかは分からない。

ユキコちゃんが出てくるドラえもんのような展開の『ユキコちゃんのしかえし』や、ハナコちゃんの描いた絵からはじまる『花とひみつ』なんかが異色な感じはした。

税別362円。弟にあげよう。