達成感

ひさしぶりにパソコンでゲームをしようと思ったが、ゲームコントローラがない。友人に返してくれと言ったが、返してくれない。最低な友人を責めても時間の無駄だし、それよりも「ゲームをしたくなった」その気持ちを大切にしたいので、ゲームコントローラを買うことにした。

学校の帰り、別の友人と二人して買いに行った。

せっかくなので、ゲームコントローラのついでに、無線のマウスも買うことにした。

実を言うと、今年の目標の一つが「無線のマウスを買うこと」だったりする。ずいぶんと低い目標と思うかもしれないが、人生の目標が「母より長く生きる」になっている私の、一年の目標なのだから、それはそれで良い目標なんじゃないかと思っている。

変換ケーブルを買い、プレイステーションのコントローラを使うことにした。無線のマウスは良いものが見つからなかったので、とりあえずカゴに入れられていたものを選んだ。1980円なら、まあいいだろう。お金さえあれば達成できる目標はこれだから。

友人は、そのまま私の家に来て、夕飯を食べ、ゲームをして帰っていった。私はそれにつきあった。寝るのがすこし遅くなった。寝る前、むしむしする部屋で、ぼんやり天井を眺めていて、お金さえあれば達成できる目標を達成したときの気持ちがよみがえった。