一日一冊『長い家の殺人 新装版』歌野 晶午
- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: 文庫
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今日の一冊は『長い家の殺人 新装版』歌野 晶午。『水没ピアノ』の隣に陳列されていたので買った。『8の殺人』と同じ動機。タイトルもなにも見ずに、ただ、水没ピアノの横にあるから、で買った。
木や、長い家や、すこしだけ開いた扉。表紙が内容をある程度、示しているのはいいのかなあ。なにとは言わないけど、以前読んだ本で一冊あまりにもネタバレになってたからなあ。うん。
登場人物が好きでない。面白みに欠ける感じがする。会話がつまらないし、行動もつまらない。それにときどき気持ち悪い。じゃあ、トリックが面白いかというと、途中で大体の目処が立つっていう、どうなんだこれ。冒頭のA7ももうすこしやりようがあったんじゃないかと。「こういう意味だったんだよ!」って教えられても、ちっとも面白くないっていう。
読後感はそんなに悪くないんだけど、読んでいて楽しくない。税別695円。高いな。300円くらいか。