一日一冊『月の影 影の海(下)』小野不由美

今日の一冊目は、『月の影 影の海(下)』小野不由美。図書館で返しついでに借りてきた。

上巻は状況が好転しないままに終了したわけだけど、下巻はひたすらに好転してた気がする。特に6章の4終盤の「なんだか次々に扉が開いていく気が陽子にはした。」のあたりは、読んでいる自分も同様に扉が開いていくように感じられた。7章でケイキとは何かがわかる。一気に話がすっきりした。『図南の翼』もこんな展開あったような気がするんだけど、よく覚えてない。強すぎず弱すぎずな陽子が良かった。嫌いじゃない。