基本日記(5)

02:00-07:00。夢なし。06:30 に一台だけ目覚しがなって、目が覚めたが二度寝。二台目の目覚しで目が覚めた。06:30 の段階では夢を覚えていた気がするんだけど。

トースト(チョコ)
チョコパン
トースト(チョコ)、惣菜

「昔はよくトーストにぬるチョコを買っていたように思うんだけど」
と母にたずねたら、
「そうだね、確かによく買っていたね。一時期トーストを食べなくなっていたから、もう必要ないと思って買ってないんだよ」
と、教えてくれた。

今までにトーストを要らないと言ったことはなかったように思うし、菓子パンを買いはじめたのは、母がそうしたのだと思っていたのだけど、母はトーストは嫌がられていると感じていた時期があったみたいだ。

本棚から『九月の四分の一』という本が出てきた。なんでも、僕が母に「買ってきてくれ」と頼んで買ってきてもらったらしい。まるで、ひとごとのように書くのは、ちっとも覚えていないから。本の内容はもちろん、どうしてそんなことを頼んだのかも覚えていない。恐しいほどに記憶がぬけおちている。本をすすめるような先生は、古典か、世界史だったと思う。世界史の先生が、不定期に出していたプリントを見たか、授業で古典の先生に言われたか。たぶん、どちらかだと思う。

母はぼくにはっきりと言った。
「頼まれてわざわざ買ってきたんだから、忘れるはずがない」