一日一冊『民族の壁どついたる!』井筒 和幸

今日の一冊は『民族の壁どついたる!』井筒 和幸。親から渡されたので読んだ。

たくさんの国旗がくっついたような旗をかかげた人が表紙に描かれている。民族の壁、国家の壁、宗教の壁、そういったものを「どついたる」と、そういうことなんだろう。

この本は、三つの章からできている。一章は、在日コリアンとそれらへの差別などの住みにくい環境と、パッチギの宣伝。二章は、朝鮮と日本の歴史、いや、朝鮮から見た歴史と、パッチギの宣伝。三章は、民族についてどうこう言いつつ、日本は間違ってる、謝れ、そしてパッチギ見てねって内容。

全体を通じて「気持ち悪い」。まず、本で映画を宣伝するのが気持ち悪い。見たくもない。文体が気持ち悪い。ですますの丁寧語だったり、突然くだけたりで気持ち悪い。意見の偏りが気持ち悪い。くだけるなら全部くだけて書けばいいだろ、気持ち悪い。なんでもかんでも日本が悪いみたいな卑屈な感じが気持ち悪い。どうにも納得できない部分が多くて気持ち悪い。

1200円でこの本を買うのは、どうかなって思う。センスを疑う。バザーで150円でも買うか迷う。