一日一冊『日本語てにをはルール―知っているようで知らない』石黒圭

日本語てにをはルール

日本語てにをはルール

今日の一冊は『日本語てにをはルール―知っているようで知らない』石黒圭。敬語・日本語関連の本を探していて、ふと手に取ったので衝動買い。時間がなかったので中身をろくに確認せず買ったが意外と良かった。

「てにをは」ということで、助詞に関することがずっと書かれているのかと思ったが、文章の書き方全般をざっくりと解説する内容だった。全部で五章。問題とその解説という形式で書かれている。章ごとに違う人が書いているらしいが、大きな違和感を感じることはなかった。

表紙は白・黒・赤でスッキリとしている。帯は銀色で、ボールペンで書いたようなキャラクタが描かれている。このキャラクタが、ところどころで挿絵として登場し、明るい・読みやすい雰囲気を作っている。

先にも書いたが、「詳細ではなく、ざっくりと」という風に解説されている。その割には、こういう本を自分が読んでいないせいか、面白いと感じた。普段から使っている日本語だけど、語順や「てにをは」の使い方などに注意すると、ほんのすこし変えるだけで、ぐっと良くなる、そういったポイントを教えてくれる。

1500円とやや高めではあるが、買って良かったなと思えた。