一日一冊『上司は思いつきでものを言う』橋本治

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

今日の一冊は『上司は思いつきでものを言う』橋本治。冒頭にも書かれているが、思いつきで書かれたとしか思えない。参考にならない、時間つぶしにも読む必要はない本だなと思った。

「頻繁に出てくるたとえ話を理解しようとつとめていたら、いつのまにか結論が出ていた、何を言ってるかわからねーと思うが……」だとか「これは当然で、だからこれもまあ普通でしょ、だからこうなんだよ!な、なんだってー」的な展開がそれはもうずっと続く。
上司は現場のことなんて見てないよ、聞いてないよが結論なんだろうけど、納得できない。簡略化しすぎている気がする。それに、この話の中では、優秀な部下は、駄目な上司の意見なんて聞かなくていいよ、正論じゃだめだ、上司の話にあきれるんだ、とよくわからん解決方法をすすめている。とてもじゃないが真似できない。むしろ、その意見にあきれざるを得ない。