71 howm-mode.vim (2-38) プレビューまわりの仕様変更
ダウンロード: http://khkh.o0o0.jp/vim/howm_vim.patch.20080324
今回の変更は、オプションの削除や動作の変更など、元々の howm-mode.vim からの仕様変更を含んでおります。今回からは配布するファイル名をその都度変更したいと考えております。
変更点の一覧
- グローバル変数 howm_autopreview, howm_instantpreview を削除
- グローバル変数 howm_auto_show_preview, howm_auto_hide_preview を追加
- メニュー画面, 検索結果画面で P ( Shift+P ) を押すことで howm_auto_show_preview を変更することを可能にした
- プレビューを閉じた後、同一行でプレビューを開こうとしても開けなかった点を修正
- HowmCommand() の ShowPreview() での typo を修正
- グローバル変数 grepcmd, findcmd の既定値を変更 ( ただし、特に変更を加えていない場合は以前同様に動作致します )
グローバル変数の変更 ( グローバル変数 howm_auto_show_preview )
今回の変更の中心は、グローバル変数の削除・追加でございます。
howm_autopreview, howm_instantpreview という分かりにくい変数を削除し、より実用的なグローバル変数 howm_auto_show_preview に統一致しました。このグローバル変数 howm_auto_show_preview は、自動プレビューの有効・無効を設定できます。
以前は、howm_autopreview が真, howm_instantpreview が偽、が既定値でした。この場合、updatetime 秒後に自動でプレビューが表示されます。howm_instantpreview が真であった場合は updatetime を小さくすることで、すぐに自動でプレビューが表示されるようにしておりました。この updatetime 秒後に自動でプレビューが表示されるという既定値を実用的ではないと判断し、「自動プレビューを無効」が既定値になるよう変更しました。
howm_auto_show_preview は、自動プレビューを有効にし、すぐにプレビューを表示します。つまり、howm_auto_show_preview は (howm_autopreview && howm_instantpreview) と同等です。そこからも既定値が「自動プレビューを無効」を表す偽(0)であることがわかります。
プレビューのトグルとグローバル変数 howm_auto_hide_preview
プレビューのトグル機能を追加致しました。これは既にプレビューが表示されている際に p を押すとプレビューを閉じる機能です。なお、この機能は howm_auto_show_preview が偽のときのみ有効です。なぜなら、 howm_auto_show_preview が真のとき、プレビューを閉じても、またすぐに表示されてしまうからです。
私は自動プレビューを有効にしておりますが、友人は自動プレビューを無効にして howm を使用しております。そこで使用するのが、プレビューのトグル機能だそうです。いちいちプレビューを開くのではなく、必要なときだけ開き、不要になればすぐ閉じるという利用形態だそうです。せっかくの大幅変更なので、この機能を取り込みました。
一度プレビューを開いた、その行でもう一度 p を押します。すると、プレビューが閉じられます。
このプレビューを閉じる作業を簡略化しようというのが、今回、新たに追加されたもう一つのグローバル変数 howm_auto_hide_preview です。この変数は真のとき、行を移動する際にプレビューを閉じます。これを使えば、いちいちプレビューを閉じる手間が省けると思います。