一日一冊『屍鬼』上巻

今日の一冊は『屍鬼』の上巻。図書館で借りてきたと書いていたのはこれ。今日の〜なんて書いてはいるけれど、今日読み終えたというだけで、 4日くらいかかっている。もはや一日一冊でもなんでもないなと思う。昨晩、第1部まで読み終えて、今日は第2部を一気に読みきった。

この話がどんな結末を迎えるのか気になって仕方ない。できることなら、今日の午後にでも下巻を借りに行きたかったのだが、残念なことに図書館は今日から年末年始のお休みにはいってしまったらしい。もっと優先順位を上げて早く読み終えていれば良かったな。

第1部では村人が死んでいく流れができて、第2部からは主要な人物がその流れに気づき、逆らいはじめた。一言でまとめるとこんな感じか。

タイトルから鬼みたいなやつにバッサバッサと殺されるような話(昨日だか一昨日だったかにやっていたエイリアンみたいな感じ)かと思ったら随分違ってた。「たたりじゃー」みたいのかとも思ったけど、それも違ったし、作品中の小説に出てくるようなゾンビ(ゾンビでいいのかな。屍鬼?)も出てこない。静かに消えていくように死んでいく。

そんな予想と違っていた屍鬼上巻。気になって仕方がないと書いたのは、このまま進むはずはないからだ。人が死ぬこと自体は、第2部で敏夫が必死に調べていた「感染症」でも良いが、失踪(引越し)はどのように説明をつけるのか。これも感染症の症状になるんだろうか。だとしたら、相当ひどい病気だ。Tウイルスも目じゃない。ゾンビが出てきてもおかしくはない。土葬を強調しているし、下巻には700ページ近くある。もし鬼みたいなゾンビがでてきて、バッサバッサと殺される展開になれば、最初の予想通りで笑いが止まらないだろうが、さすがにそれはないだろうな。あるとしても、幽霊みたいのが見えるとかその程度だろうな、うん。

予想はこのくらいにしてワクワクしながら待とうかな。これでゆううつな正月明けがすこしはマシになる。